スポーツチャンバラにはいくつもの種目があり、それぞに特徴があります。
3つ種目(短刀の部、長槍の部及び短槍の部)を除いて、打突の有功部位は頭から足まで全身です。
どこを打っても勝ち、どこを打たれても負け、です。
安全のため打突競技では公式面を付けなければなりません。
各種目の詳細については日本スポーツチャンバラ協会のサイトを参照下さい。
使用する用具についてはこちら。
小太刀の部
小太刀を使用します。
剣の振りや動作が非常に早い試合になります。
長剣フリーの部
長剣を使用します。
小太刀より得物が長いため、試合では足打ちで決着がつくことが多くなります。
二刀の部
長剣と小太刀の二つを使用します。
主に長剣で攻撃を、小太刀で防御をします。
攻防が同時に行われる試合になります。
もちろん小太刀で攻撃を行うこともできます。
長剣両手の部
長剣を使用します。
剣道の様に両手で剣を持たなければなりませんが、打突部位は全身です。
剣道経験者以外にも愛好者がいます。
この種目の練習をするためのクラブの枠を超えたグループも存在するそうです。
短刀の部
短刀又は小太刀のどちらかを使用します。
非常に近い間合いでの面及び胴の突きで競います。
競技人口は多くありませんが、根強い人気があります。
楯小太刀の部
小太刀と楯を使用します。
小太刀のスピードに楯が組み合わさった早く激しい攻防の試合になります。
楯長剣の部
長剣と楯を使用します。
攻防のスピードは楯小太刀程ではありませんが、迫力のある試合になります。
短槍の部
長剣を使用します。
面及び胴の突きのみの種目です。
槍は子供には重く扱うことが難しいですが、短槍は長剣を使用しますので子供でもおこなえる種目です。
銃剣の様なイメージです。
長槍の部
槍を使用します。
面及び胴の突きのみの種目です。
安全のために突きすぎないことが大事です。
試合を行えるようになるまで、十分な練習が必要です。
杖の部 ・棒の部
杖または棒を使用します。
得物を中央部分を持って行う競技です。
棒先や棒尻を交互に使う左右打ちや、一回転して反動を利用して打つ回転、横面打ちや足打ちなど、相手の意表をついた攻撃が出来ます。
異種の部
全ての種目を使用することが出来ます。
ただし、長剣二刀の様に種目にない得物は使えません。
「長槍」対「短刀」の様に間合いの大きく違うものの対戦もあります。
試合を行う選手も観戦する人も大変面白い種目です。
その分、審判は大変ですが…。
基本動作の部
小太刀を使用します。
礼から始まり、面。小手、胴、足、突きの各打ち、そして礼で終わる一連の動作の流れを競います。
スポーツチャンバラ唯一の相手を打たない(=面を付けない)種目です。
撮影協力 磐田竜洋スポチャンクラブ